このレビューはネタバレを含みます
いやぁ…これ、うーん…。
ドラマだったら大絶賛だった気がする。
ライダーキックの角度とか、冒頭のサイクロンの変形とか、上がるシーンは何個かある。
俳優陣の演技もめっちゃいい。
一つ一つのカットも一枚画として面白い。
けどなんか、淡白というか、なにこれって感じ。
上手く言い表せないけど、変だなぁと。
熱意とか魂はめっちゃ感じるけど、面白いとかじゃない。
好きか嫌いかで言うと好き。
質が高いか低いかで言うと、高くて変。
面白いか面白くないかで言うと分からない。
でも好きかなあ。なんか嫌いになれない。よくわかんない。
10年後に、
｢へえ、シン仮面ライダーってのがあったんだ、ちょっと見てみるか…｣の流れで見たら忘れられない最高の一本になりそう。
スコアこそ低いけど、俺は好きかなぁ…。
追記
ドキュメンタリーも含めてだとめっちゃ面白いかもな。
段取りとか嘘とか、本気で殺し合いをする以外解決不能な問題を制作陣に課して、そこからもがいて生み出されたもの。
そういう生み出され方をした要素が、退屈だけど好きでいさせてくれる。
ただまあ、そこを好きに思わない人(多分マジョリティ)にとっては諸悪の根源を見るような感覚だろうな。
追記
森山未來さん良かったな。立ち上がり方とか、所作が凄い良かった。
