エンドロール

女と男のいる舗道のエンドロールのネタバレレビュー・内容・結末

女と男のいる舗道(1962年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

まだMarkしていなかったということは前回観たのは2018年以前ということか。確かK's cinemaで観たのだったような。早稲田松竹でレイトショーにしてくれたので、何度目かの鑑賞。
毎回アンナさんの美しさばかりに注目してしまうのだが、今回印象的だったのは
・アンナさんの横顔の美しさ
(ゴダールもその効果を分かってて撮っているはず)
・ナナの母性の希薄さ
・観客をこれでもかと突き放しに来るラストシーン
特にラストは、女衒に売られるナナが金額で揉める両者に撃たれ、両者とも立ち去って即FIN.となるのだが、ナナを買おうとしていた側にしてみれば金を取られた上に商品を撃たれたのだからとんでもないこと。あれはラウルを追って去ったということか。倒れたまま残されたナナ。唐突にFIN.。あまりにもナナが救われない。
アンナさんはこの作品の時がいちばんふっくらしていたかもしれない、あの細さで。