のっち

Colette(原題)ののっちのレビュー・感想・評価

Colette(原題)(2020年製作の映画)
4.0
ドイツ占領下のフランスでレジスタンスに加わった一家。末っ子のコレットは77歳。彼女には当時ゲシュタポに連れられて亡くなった兄ジャン・ピエールがいる。学生で歴史案内人のルーシーは歴史を調べるうちにジャン・ピエールに妹がいることを知り、彼女とともに兄のなくなったホロコースト跡へ向かう。

ルーシーが初めは興味本位でコレットに話を聞く様子はアカデミックな学生さんって感じだけど、コレットが本当に苦しんでいる姿を横にして涙を流すを見て変わっていく。コレットがホロコースト跡で「なんでこんなとこに連れてきたのよ」という発言の後ろで思わず泣いてしまったルーシーがつらくて。でもそのあと落ち着いたコレットがあなたと一緒に来れたから向き合えたみたいなことを言って指輪を渡すシーンはたたみかける号泣シーン。
英語字幕0.5倍速で見たけど、これは素晴らしい。
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