卒業式のピアノ演奏からずっと涙が止まらなかった。とくに墓前で、『私はママが大好き』という言葉に胸が締め付けられた。
子供の成長する姿は本当に嬉しい。森宮さんの卒業式での涙は、いつも全力で優子と向き合ってきた証拠だと思う。自分の娘と重なって感動のシーンだった。
梨花が『2人も母親を無くす優子にしたくない』と自分の健康を告げなかったこと。気持ちは凄くわかるが、せめて死ぬ直前には伝えて再開する時間を優子にあげてほしかった。周りがその事を伝えてほしかった。
子供が進路を決めるとき、親や担任の言うことは正解だけど、その心を動かすのは、友達であり当事者意外の存在なんだなって。なんか大切なことを気づかせてくれた。
この物語は家族よりも仕事を優先させた父親の決断が優子の人生を劇的に翻弄させる。家族と仕事、この2つのバランスをどう取るのかで子供の人生が変わってしまう。
自分なら家族のために夢を諦められるだろうか?会社の転勤辞令も同じだ。断れば出世が遅れる。色んな人を巻き込むなかで、最適な回答とバランスを維持していく必要がある。
だから親になってからの人生はずっと難しい。