映画ファンさんの映画レビュー・感想・評価

映画ファン

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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.8

18✖️2.5の自分は、『生きてきた道を確かめるような映画』だった。

異国のひととの出会い、長岡という場所との出会い、ランタンでの思い出。自分の青春を想い出す幸せを沢山もらえた。

アミのような笑顔
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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

3.8

何を表現したかったのだろう?
そんな一貫した受け留めを探すものではない。観る人に愛を問いかける映画。

朝食のパンを焼くときに声をかけなかった。コップを割ったときに1人で片付けてしまった。2人で寝るこ
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銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

4.1

森七菜は凄い俳優になった。

病床で父に『丈夫になって、人の為に』と伝えたその表情・・・
観るものの心を抉った『綺麗に死ね』と言い放った愛情表現・・・
いつも賢治を信じる真っ直ぐな行動。

生きるエネ
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アキラとあきら(2022年製作の映画)

4.2

泣いた。そして自分の仕事に大きな問いかけをしてくる。

ああ、いい映画を観た。そんな満足感ある最高の作品。半澤以上だ。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.5

203高地からの北海道金塊探し。ヒグマや最強第七師団との格闘。ストーリーは抜群に面白い。アクションも最高。

ただ、グロい。こんな表現が映画に必要なのか。原作に忠実にせざるを得ない理由があるなら仕方が
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水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

3.7

ずっと観ていたい、そんな映画。『夕暮れに手をつなぐ』に抱いた感覚に似ているかも。

風が吹くシーンがとても良くて、まるで心に響いてくるような感覚。少し強いほどの風が心地いい。

雨、そして無愛想。そん
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.1

教室に1人座り、校庭から聞こえるはしゃぎ声に耳を澄ます。この空間が、1番好きで、学校生活を想い出す。

小学から大学まで6334のうち、高校生活が、1番感性が揺れる時間。だから、今を生きることがとても
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.6

夢中だった。宮崎、八幡浜、神戸と、前半の戸締まりが3回あって、これ以上はと思ったら、しっかりそこで整理され、東京につながった。
土地土地での人との出会い。助け合いの大切さが心に沁みる。

草太が要石に
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.6

四君子で、基本を身につけ、自分だけの線を見つける。もがいた先に見つけた光は最高だ。霜介と千瑛の変わった姿はかっこよかった。

でも一番かっこよかったのは、湖峰先生。
水墨画実演での補正は、失敗した方が
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今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

3.9

透の葬儀から涙が止まらなかった。記憶にないのに身体が覚えている。そんな真織の涙に心打たれた。

自身で心を支えきれなくなった真織を支える泉。そして、透から託された想いを必死にやり遂げ、一人胸に隠し通し
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

楽しい、とにかく楽しい。まるで旅行した時みたいな、テーマパークにいるような、純粋にその世界で楽しむ感覚。

エンディングのときには、頭がアメリカナイズされて、感情が解き放たれ、自分が好きになる。
 
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流浪の月(2022年製作の映画)

-

採点する気にならない映画。

何が良くて何が悪いか、そんな価値観なんてどうでもよくて、、、自分が生きてきた中で作ってきた道徳感なんかもどうでもよくて。

ただ、マイノリティな事実がそこにあって、それを
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

映画の美しさに圧倒された3時間だった。心底観て良かった。

ストーリーへの共感がなく、涙も全くでない。でも直感的に、映画に求めていたものはこれなんだって訴えかけてくる。

英語、中国語、韓国語、手話、
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余命10年(2022年製作の映画)

4.0

ピルケースに薬を入れるシーンで心が折れそうになった、一体いつまでこれを飲むのって。。。

エンドロールでも泣いた。
『僕の残りの命を2等分して、かたっぽをあなたに渡せやしないかい』
・・・ズドンと心に
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

4.2

未曾有の災害のなかで、声を聴いたら、その人を護る勇気ある人間だろうか、そんな自問自答をしてしまう。

震災は怪物だ。。。幹子のぶつけようのない憎しみに、涙がとまらない。

映画を通じ、震災後のけいや幹
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

照生と葉の水族館でのシーンがとても好きだ。

休館日に忍び込んで、巨大水槽の前でつつき合う。閉館後に会いに行って、突然の追いかけっこ。観ていてほっこりが止まらない。

結婚して家族と過ごしながらも、ふ
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

2.9

僕(北村)と彼女(黒島)の出会い、『私と飲んだ方が楽しいかもよ』。
SNSの素晴らしさは、、、こんな一言で相手に色んなことを想像させ、心を掴んでしまうこと。

そして、下北沢での路上シーン。一歩踏み出
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

4.3

卒業式のピアノ演奏からずっと涙が止まらなかった。とくに墓前で、『私はママが大好き』という言葉に胸が締め付けられた。

子供の成長する姿は本当に嬉しい。森宮さんの卒業式での涙は、いつも全力で優子と向き合
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.5

原作が好きかどうかで評価が分かれる。
ただし、映画は期待以上。

感情を揺さぶられたのは長澤まさみ。新田刑事との衝突で、山岸がホテルマンとしての接客をどうすればいいのか、そのもがきと苦しみを表現した彼
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キネマの神様(2021年製作の映画)

3.5

昭和の男と女を描いた感動作。

私の年代では価値観の共有が難しく、ストーリー以上の感情をいだくことが難しかった。映画館にいた大半の年配のかたはどう感じたのかな?青春時代を重ねて観ることができたのなら、
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夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

4.0

何故か泣いた。期待を上回る良作。
最後の病室で、時間軸をズラして2人が再開するシーンはとても幸せな気持ちになる。

やはり三木監督。全ての俳優の魅力を存分に引き出す。

とくに主演した女優を美しく、眩
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.0

バカリズム作、クスッと笑えるコメディー映画。

感動も何もないのだが、どうやって集めたんだと疑いたくなるほどの豪華俳優陣が大真面目に喧嘩に向き合う。

あらためて凄いなーと思うのが小池栄子。地上最強の
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すくってごらん(2021年製作の映画)

5.0

感情のたかぶりが制御できない。とにかく凄いものを観た。

役者も街も音も、全てが美しい色に満たされている。香芝と王寺、吉乃と明日香、この4人の男女の色気が、今井町の景観に溶け込み、その奏でる音に虜にな
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ライアー×ライアー(2021年製作の映画)

3.3

俳優陣が良い演技をしてて、観てて楽しい映画。ストーリーもいい感じ。

とくに湊と烏丸くんの会話は、相手との距離感をずっと意識しながら言葉や間の取り方を選んでいて、とても懐かしい感情が込み上げた。

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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.6

『最後から2番目の恋』『結婚のタイミングに合わなかった』、そんな素晴らしいコメントがありましたが、その通りだと思う。

『人生で最高の恋』は結婚相手、そして麦や絹のような4年以上付き合う恋がその前にあ
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