ちゃか

そして、バトンは渡されたのちゃかのレビュー・感想・評価

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)
4.2
久しぶりに目がパンパンになるくらい泣いた。

どれぐらい泣けるかって、
観賞後はジャケットだけで泣けます。
ハンドタオルずぶ濡れになりました。

田中圭いい!永野芽郁も負けてない!!!
いやいや、石原さとみ!!!!!!!!
(ちょっとでも口開けばネタバレしちゃいそう)
とにかくキャスティングが天才すぎるので、
ズルいくらい泣ける。
総じて瀬尾まいこが大優勝すぎる。。。

観賞後に1番に発したひとことは
「どこで気付いた?」

割と序盤から展開が読めてしまう感じで
なーんだこれで泣かそうとしてるんか〜。
泣けるとは聞いていたけどこんなもんかと
謎の上から目線で観てたのもつかの間。
(こんなこと言ってるけど既に泣いてた)

最後の伏線回収で明かされる真実がもう。。。
言葉に表せないくらい尊くて、
クライマックスは完全にやられた。


確かに都合が良すぎるかもしれない、
完全なるファンタジーだと思う人も居るかもしれない。

ただ私は、愛、優しさ、大きな器。人との絆。
だれもが持ってる素敵なポテンシャルを
最大級に引き立てる作品に思えた。


完璧な人生なんて居ないのはもちろん、
そもそも完璧の正解なんて誰もわからないし
そんなの無いのかもしれないけど、
当たり前に感じる穏やかな日常を
大切な人と丁寧に生きていきたいなと思える
暖かい作品だった。

結婚って素敵だな、家族って素敵だな〜。
人間に生まれてよかった!!!

邦画ならではの良さを存分に感じられる素敵な作品でした。



忘れないように記録しておきたいので
以下はネタバレです・・・



ネタバレ!!!



みいちゃんと優子が同一人物だってのは
なんとなく気づいてて
確信がついたのは
梨花がみいちゃんに
笑顔でいるとハッピーが舞い込んでくるから、
笑顔で居なきゃダメだよって言ったところ。
(優子はヘラヘラしてると同級生にいじめられてたから)


そんでもって、
卒業式ってなんであんなに感動するんやろうね、、、
旅立ちの日にっていつ聞いても良い歌。
作品の内容で泣けたのも事実だけど、
自分の過去が自然と重なるあの歌。
まさにみんなの卒業ソングよね。感慨深いなぁ。

そして、個人的に一番好きだったシーンは、
真実を明かされた後、優子が森宮さんを攻めたところ。
親巡りをして、時が進んで。
あの時と変わった事、変わらない事。
いろんな事を最大限受け入れようと
必死に大人な対応をし続けて来た優子が。
初めて、感情的になるシーンには、すごくグッと来た。
それだけ森宮さんから
たくさんの愛情を受け取って育ったんだよね。
信頼関係が深いからこそ、
感情が表に出たんだと思うと
涙が滝のように出てきたし、今思い返しても涙ぐんじゃう。

産みの親、育ての親。
いろんな家族の形があるけれど
愛に勝るものはないんだと改めて思った。
ちゃか

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