MariaElena

そして、バトンは渡されたのMariaElenaのレビュー・感想・評価

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)
3.0
何か…。なんやかんや人生うまくいってきた人が作った話やろうな。っていう印象。
感動作って言うからどんだけやと思って期待したけど、これが感動?まさか。

めちゃくちゃある全ての問題を無理やり上手くいかせて、「お父さんが1人、お母さんが1人じゃなくても、お父さんが3人いてお母さんがいなくてもいいんだよ!多様性認めていこうね!」みたいなメッセージ性に違和感を覚えた。

いいねんで、この作品の人たちはこれで幸せやねんからいいねん!これを観て感動できる人はそれが幸せやからいいねん。
でも、私にはザ・フィクション❗️に見えてしまって感動できなかった。
大袈裟ではなく、例えば長澤まさみ主演の『Mother』の方がよっぽどノンフィクションやったと思える。
幼い時期に血の繋がった父が消えるとか、やっと馴染んだ義理の母も突然消えるとか、義理の父が何回も変わるとか、普通はあってはならんこと。子どもをなんやと思ってる?
それを最後に親が何人もいてよかった⭐️みたいな結論は私には良いとは思えない。身勝手な親からしたらめっちゃ物分かりの良い娘やけども…。

あと、学校でいじめてくる奴らはあんな簡単に仲良くしようと心変わりはしないし、岡田健史みたいなイケメンとトントン拍子で付き合って結婚までいくのもまあないし(それは知らんけど)、岡田健史のオカンまで最後いい人みたいになっててさすがに都合良すぎて笑った😂

映画作る側からしたらラクやったやろうなって思ってしまう。
映画館でお金払って観なくてよかった。
MariaElena

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