《生命保険に入ってくれないかな。できれば高額 💴な奴に》
自由奔放な梨花（石原さとみ）が選んだ最初の夫（大森南朋）と連れ子のみぃたん。勝手に会社を辞め、夢を叶えるためにブラジル移住を言い出す夫に…。
〝私たちはいかないよ〟って拒否った血の繋がらない母と娘。結局単身ブラジルに行ってしまった父親とは、その後音信不通に。これって、保険金目当てに殺してしまったのかと思ったら…。二度目の夫（市村正親）は、かなりの年の差婚。典型的な後妻業だと思ったら…。完全にサスペンスだと思って観ていたのに、見事な肩透かしで…。
並行して語られるのは、こちらも血の繋がらない父と娘、森宮（田中圭）と優子（永野芽郁）。この血の繋がりのない二つの家族が、どのように関わりを持って、予想もしないような事件に巻き込まれていくのだろうって期待して観ていたら…。何故か心温まるハートフルな展開で、血の繋がりだけが全てではないってことね。
ただ、〝親たちがついていた命がけの噓と秘密とは？〟って何？〝自由奔放な梨花さんだったけど、育児放棄もせずに頑張ってたよね〟っていう展開でよかったのに、すべてをミスリードにしてしまうと〝なんで、そのことを隠さなければいけないの？〟〝なんで会っちゃダメだったの？〟ってことになって、伏線を回収すればするほど腑に落ちないんだけど…。
笑顔の絶えない優子を永野芽郁さんが好演。無駄に振りまく笑顔が余計に敵を増やしてるっぽいけど、〝笑っていればいろんなラッキーが転がり込む〟っていうポジティブさがいいね。
視聴メモ：2023.06.13/097/図書館ＤＶＤ
