しろくま

里見八犬伝 第四部 血盟八剣士のしろくまのレビュー・感想・評価

3.4
《不思議な文字に導かれて》
〝この石濱城に何があるんだろう?〟〝犬田小文吾かそれともまだ知らない同志の一人がここにいるような気がしてならないんだ〟〝誰がいるにしろ、馬加大記には用心しないとなるまい〟

化け猫騒動のときに障子に表れた〝石濱城へ〟の文字を頼りに、めちゃくちゃ急いで石濱城を目指していたのに、やっと辿り着いたと思ったら〝とにかく、どっかに宿をとってゆっくり相談しようじゃありませんか?〟って何?〝うんそれがいい。万事それからだ〟って、なんか詰めが甘いような気がしてならないんだけど…。

犬塚信乃(東千代之介)たちが一休みしている間に、城の中では、犬田小文吾(島田照夫)や娘田楽一座の且開野(藤里まゆみ)に守られている浜路(田代百合子)が、大変なことになっているっていうのに…。そして、やっと犬塚信乃たちがやって来たのは真夜中。あまりにも非常識な時間帯で、門番たちに明日出直すように言われるのも当然だね。ということで、犬塚信乃たちの出番は少なめだったけど、後半のチャンバラは見応え十分。

本作でやっと八犬士全員が揃う訳だが、八人目の犬士はまさかの…。そりゃあ、気づかない訳だね。

視聴メモ:2024.04.15/048/東映時代劇Youtube
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