なんともタイムリーな映画なんだろうか。SNSっていうのは人に希望を与えることもあれば破滅を与えることもある、いわばブラックホールのようなもので、リンクもその闇を批判していたが、やがて彼さえも飲み込まれてしまう。SNSを始めるきっかけは承認欲求を満たすためと言う人が多いと思う。私って可愛いでしょ？俺ってカッコいいだろ？こんな感じで写真や動画をネット上にアップして赤の他人からのいいねを待ってる。悪いことだとは思わない。私だって人から認められたいし、肯定してほしい。でも、それがこの映画の主人公のように暴走してしまうこともある。さて、こんな堅い話とは別に、エンタメとしてもこの映画は面白い！テンポもいいし、何よりアンドリュー・ガーフィールドの説得力のある狂気的な演技に引き込まれる。これこそブラックホールかもしれない…。
