Jun潤

ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガードのJun潤のレビュー・感想・評価

3.8
2022.04.11

ライアン・レイノルズ×サミュエル・L・ジャクソン。
前作があるとは露知らず、急遽Wikipediaで概要を調べましたが、まぁなんとかなるでしょう。

超一流のボディガードであるブライスは、過去(前作)に顧客を警護対象だった殺し屋・ダリウスに殺されて以降、悪夢にうなされるようになり、カウンセリングを受けて休暇を取ることにした。
そんな彼の前に、ダリウスの妻・ソニアが現れ、マフィアに囚われたダリウスの救出を依頼してくる。
マフィアを殺害しダリウスを救い出した彼らだったが、殺した者の中にインターポールのスパイがおり、送電線を爆発させるウイルスの取引が危うくなったことから、インターポールのエージェント・ボビーから代わりにウイルスを購入する依頼を受ける。
そのウイルスは、経済制裁を受けるギリシャがEUに対して復讐を果たそうとする陰謀のカギだった。
かくして、欧州の平和をかけた、殺し屋夫妻とそのボディガードによる極限ミッションが開始する。

いやはや、これはいいアクション・コメディ作品。
上述の通り前作は未視聴でしたが、ちゃんと回想場面として説明が入っており、今作が初めてでも安心して鑑賞できる安全設計。

アクションについてもカースタントからガンアクションまでてんこ盛りのド迫力画面。
殺し屋が絡むと避けては通れないゴア描写も、後述のコメディ成分でもって辛味の効いたスパイスになっていましたね。

コメディについてはさすがライアン・レイノルズ。
唯一無二の存在感と演技でシリアスに振りすぎないコメディな雰囲気に持っていってくれていました。
他にも、キャラ同士の掛け合いや細かい動き、矢継ぎ早のカット割やエッジの効いたセリフで我慢できず吹き出してしまう場面もしばしば。
劇場で笑いを堪えた後、家視聴で大笑いしながら見てみたいですね。

ブライスが尊敬するボディガードに彼に警護を教えた義理の父、ダリウスのライバルヒットマンなど、なんだか続編ありきなぐらい要素をモリモリにしてきましたが、そこんとこを泥臭いステゴロとビッグスケールの爆発できちんと一作内で締めにかかっていたのも好印象です。
Jun潤

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