キャラクター映画としてはとても良い。
それぞれ姉妹の個性と主人公とのやり取りはみていて眩しく、それはもう尊い。ただ連載のときにも思ったが、メインヒロイン5人はやはり多い……。漫画でゆっくり読む分には良いのだが、こうして映画として一気に観るとどうしても推しでないヒロインのパートは少し冗長に感じてしまった。さらには5人の中から1人を選んだ後がまた長い……。この辺り、もう少しさっと流しても良かったのではないかと愚考してしまうのだが、そこをやらねばならないというのも分かってしまうだけに難しいところである。
全体的に、尺が足りてないようで冗長に感じてしまうという矛盾を感じる感想にはなってしまうのだが、それでも各ヒロインそれぞれを大切に作られているのも感じられるので、最初に述べたキャラクター映画としてはとても良い作品に仕上がっていたという感想に落ち着いた。
