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幸せは、ここにあるのcatmanのネタバレレビュー・内容・結末

幸せは、ここにある(2021年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

認知症を患うベテランコメディ作家が快活な黒人女性に支えられながらトラウマを克服し家族愛を取り戻すというハートフルなヒューマンドラマ。THE良い話し。ビリー・クリスタルとティファニー・ハディッシュのキャスティングに惹かれて観たところ、自分には全く合わない映画であった。だいたいハディッシュのキャラクターが主人公にとって都合が良過ぎる。何の深みもない。家族の再生もあまりにも軽々しい。亡くなった奥さんの感傷的な描き方も大嫌い。この辺はハリウッドの偽善性と独善性が凄く鼻につく。劇中でのコメディショーのギャグに全く笑えないのも困りものだし、発音がおかしいコメディアンを晒し者にする”クソバカ”連呼のシーンは普通に胸糞が悪い。露骨なユダヤ教推しにもやっぱり困惑してしまう。

クリスタルは久しぶりに見たら凄く良い顔つきになっていてびっくり。若い頃よりも男前。声も良いね。ハディッシュは元カレに自撮りで意地悪するシーンが真骨頂。ここだけオモロイ。ボーカルパフォーマンスの豊かな表現力も流石。
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