Kapporiya49

サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)のKapporiya49のレビュー・感想・評価

4.0
いやー、これは驚いた!

ハーレム カルチュラル フェスティバル。ウッドストックと同じ年にこんな豪華なイベントが行われていたこと、それが50年間も日の目を見ずに保管されていたこと、そして、どの程度補修されたのか知らんけどまるでつい最近撮影されたものと言われても疑わない画質と音質。

個人的にはStevie Wonder, Sly and the Family Stone, Ray Barretto, The Staple Singers辺りの生々しいライブシーンが観られれば最高だと思ってたけど、思いのほか心掴まれたのは体調が悪かったというMahalia JacksonとMavis Staplesのデュエットからの当時の黒人の皆さんにとってのゴスペルの存在意義を説明するシーンと、Martin Luther King Jr.が正に銃撃された瞬間に居たJessie Jacksonのその時の証言をステージ上で語るシーン。
もうこの辺りで、コレはただの音楽ドキュメンタリーじゃねーぞ、歴史ドキュメンタリーなんだ!と気付かされた。

あとは、Fifth DimensionのAquarius。曲は知っていたものの、ライブだとこれ程にアグレッシブなのか!という驚きもあったし、これ程の気概で活動してたのか!というのもグッと来た。

ブルーレイ購入決定!!!
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