ゆうちゃん

成れの果てのゆうちゃんのレビュー・感想・評価

成れの果て(2021年製作の映画)
3.7
よくあるダラダラした、なんて事ない若者の日常物語、、と思って観たら、なに、これ、ヤバすぎる。久々の胸糞、最悪、ホラー並みに怖すぎる。

まず知らない役者さんばかりだがそんな事は全く関係なく、グイグイ引き込まれ、見入ってしまった。(でもなんか見た顔だと思っていたら妹役の女優さんは、実はドラマ「ただ離婚しないだけ」に出てた人でした。後で知ったけど)
穏やかで優しい姉と、色々あって苦労した妹を始め、全員ピッタリはまっていて違和感無し、良かった。


後半なんか特に、邦画ならではの薄暗い雰囲気で恐ろしすぎるシーンの連続、、

邦画の欠点、男のボソボソ声で聞き取れないところもあり。深夜だからこれ以上ボリューム上げられず、、って事もあったがそれは、まあ、、やむなし。  

登場人物全員が嫌な奴で、誰一人良い人がいない。
まあ、唯一、妹の気持ちは理解できなくもないかも、、
かと言って私はあそこまでの行動力はなく、頭の中で想像してるだけにとどまるだろうけど。

そして過去の事件から確執が起きてるように見えるけど、結局は姉妹の関係性、、という。。
私には姉妹がいないので、よくわからないけど
やはり女というのは、嫉妬やひがみの感情が強く、他人とはもちろん、姉妹であっても面倒な事が多々ありそう。

それと閉鎖的な田舎で、ずーっと同じメンツで同じ会話をし、カースト順位も学生のまま、、その関係性は大人になっても変わらない、、なんて嫌すぎる。
若かりし頃の失敗や恥等、昔の思い出は数年ぶりに出会う幼馴染と語り合いたいもんだ。それも笑ってね。