こちらあみ子のPorigonのネタバレレビュー・内容・結末

大沢一菜さんを筆頭に皆さんの素晴らしい演技で映画を観ていると忘れてしまいそうになりました。
あみ子を見ていて、優しくて、素直で、想像力豊かな子だなあと感じました。しかしあみ子の優しさ、素直さ、豊かさが人を傷つけてしまったり、イライラさせてしまったり、避けらたりしまったりしていたと思いました。実際観ていてそんなことしたら怒られるだろうと思ってソワソワしていました。
僕はあみ子の行動は怒られることなのかと思いました。全部理由があっての行動。誰かを喜ばせたい。好きな人に振り向いて欲しい。怖いものから身を守りたい。行動自体はおかしいのかもしれないが、理由はどれも理解できるし、あみ子の良さが少し違った解釈をされてしまっただけだと思いました。
あみ子の誰も理由を教えてくれないと言うセリフから、皆あみ子が理解する、あみ子を理解することを諦めているように感じました。それでも応答せよ、応答せよとトランシーバーに諦めずに話しかけ続けているようにスタンスを変えずにコミュニケーションを取ろうとするあみ子は強さをも兼ね備えていると感じました。
優しさ、素直さ、想像の豊かさに歳を重ねるごど雑念が入って子ども時代とは違うものになっているのかなと考えるキッカケになりました。また諦めて伝えないことコミュニケーションをしないことはやめて、トランシーバーに応答するスタンスを持って生活していきたいと思いました。