井浦新さんと、森井監督のトークイベントがあると知り、アンコール上映にて鑑賞。
とても文学的、というか小説的な作品。こういうの好きです。
お父さんは、あみ子だったけど、あみ子であったことを忘れてしまった人、とお二人。ここでの「あみ子」はある意味概念化している。自分の小学生時代を思い返して、そこにもあみ子がいたような気がした。
生理的な部分を大切にした映画、という言葉が印象的。一奈さんと、あみ子は別の子だけれど、その境界線の曖昧さをあえて面白がって引き出したお二人もまた「あみ子」の視点を持っているのかもしれない。
子どもって分からない。分からないって怖い。けど分からないから面白い。怖いからって離れていたらその乖離は広がるばかりだ。分からないなりに隣に居てみるのも面白いのかもしれない、なんて思いました。