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スティルウォーターのswansongのレビュー・感想・評価

スティルウォーター(2021年製作の映画)
4.5
これほどハラハラドキドキさせられる映画はなかなかないですね!

殺人犯として服役中の愛娘アリソン(アビゲイル・プレスリン)を救うため、 言葉も通じない異国の街マルセイユで、 ひとり事件の真相を追う寡黙な男ビル(マット・デイモン)。
孤軍奮闘するビルを放っておけず、 救いの手を差しのべる舞台女優ヴィルジニー(カミーユ・コッタン)。
無邪気にビルに懐く、 ヴィルジニーの娘マヤ(リルー・シュヴォー)。
主要な登場人物はわずか4名。

この話はいったいどこへ転がっていくのか?
余計な説明を省いて淡々と進む物語を追っているうちに、 映画は少しずつ加速していきます。

やがてある人物をビルが追跡し始めるあたりから、 映画のギアはトップに。
そこから衝撃のクライマックスまで持続する、 ヒリヒリするような緊迫感!

そして観る者の胸の中に、 様々な感情が入り混じった複雑な余韻を残すラストシーンへ。
ビルの瞳に映るものは何なのか…

これ以上は書けませんが、 私はこのカテゴライズ不能の傑作をお薦めします。

((*≧∇≦) オモシロイヨ!
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