パージはどこいったー?
シリーズが長くなると本筋の仮面を被ってなんやコレ作品が増えてくるけど、これもその一つデス。
あのトチ狂ったパージの面影は無い。
パージ→フォーエバーになった段階でコンセプトが変更され、トランプ政権時代の白人至上主義を痛烈批判した風刺映画になる。
他にも至る所で色々訴えているわけだけど、メキシコ側に偏り気味でアメリカ人にはあんまり響かないだろうなーと感じたり。
永遠のパージが始まるまでは面白かったんだけど(だってちゃんとパージしてるもん)、後はまぁ…話は違うけど大体思った通りにストーリーは進んでいく。
とりあえず永遠のパージ旗を振りながら逃げてたらイケちゃう感じだよね。途中、NFFAに勘違いされてピンーチ!とか、ちょっとは捻った展開があってもいいんじゃないかと思ったり。
クライマックスはショボい。
先住民が怖くて政府が壁に尻込みしたと言うが、そんな脅威も感じないし、ラスト近くでぽっと出た最後の敵がまぁショボい。車が2〜3台とバイクちょこっと。
ラストバトルで、え⁈これだけ?
なんにせよ、あの狂気の夜を求めて観ると間違いなく肩透かしを喰らう、そんなお作品。