保護司に注目した映画。
といいつつ
本題は結局、罪を赦せるか。更正という、罪を犯した人をどうすることが正しいのか考えさせられるもの。
劇中何度か
「人にもどって」「人として再び生まれる」といった表現を聞いて、一つの世の中にある罪人への偏見?を目の当たりにした気がした。しかしそれを保護司である有村架純が言うのは偏見とは違う、更正についての思いも含めてであるからまた別の重みがある。
偏見に対してはてなをつけてるのはいろんな思いを含めていきついたものであるので御容赦願う。
神でもない同じ立場の人間が裁くことや更正をさせる時点で驕ってはいけないとおもっている。と同時に更正したからといって罪が消えるわけではないことは忘れないで欲しいという気持ちも抱いた。
被害者はいつまでも被害者なのである。
加害者は加害者であっても、容疑者は刑期を終えれば元受刑者でしかない。
その矛盾した現実に不甲斐なさと無力感を感じつつ、いろんな感情からしばらく何もいえなかった。
正義とは脆く儚いと同時に尊く美しい。
欺瞞や虚栄、偽善と慈善、これを見たときあなたは何を思う?