大なり小なり犯罪を犯してしまう人は何かしら幼少期に問題がある人が多いと聞くが、その度に幼少期に問題があっても真っ直ぐ生きている人もいるんだよなぁと思っていたことを思い出した。
みどりの言葉で、捕まったあとに出会う人たちは真っ当なことしか言わないといった台詞があった。
だけど佳代は弱い、弱さが武器だと。
凄惨な過去は誰かと比べるものじゃないと思うが、過去の出来事が影響して犯罪を犯すかどうかは、やはりその人が持つ強さによるんだと思う。
人としての弱さを持つ佳代だからこそ、犯罪を犯してしまった彼らの心に寄り添えるのかなと感じた作品だった。