ララ

長崎の郵便配達のララのレビュー・感想・評価

長崎の郵便配達(2021年製作の映画)
4.1
長崎に投下された原爆。
その悲惨な事実をローマの休日のモデルとなったピーター・タウンゼント氏によるノンフィクション小説「The Postman of Nagasaki」と取材メモのカセットテープを手がかりに、
娘のイザベルさんが長崎の地を訪れて、小説の元となった被爆者の谷口稜曄(すみてる)さんの半生を描いた現地長崎の風習等にも触れながら追う。

異国の地のイザベルさんが父と共に原爆の悲惨さに寄り添ってくれたのも感動しましたが、

あの「うつ伏せの被爆少年」谷口稜曄さんが不屈の精神で生き抜き、今更ですが、世界に非核化を訴えていた生のエネルギーにも心を打たれました。

長崎のキリスト教の関わり、独特なお盆の風習を知ることが出来たのは良かったです。

原爆の悲惨さと対比してスクリーンに柔らかい風を感じるような映画でした。
#銀座シネスイッチ 鑑賞
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