お前がジェームズ・ボンドなら、俺はディック・トレイシーだ!いや面白かった。これこそ娯楽映画、文句なしの良作。
旅行パートがなくてちょっと寂しいけど、そのかわり前半のイギリスではスパイサスペンスを、後半のアメリカではバカアクションを満喫できた。
なんかイギリスでは知的な鍔迫り合いをしてた気がするのに、アメリカに舞台が移った途端マジでバカしか出てこないのがスゴくて、それまで知的だったゾリン氏も突然バカになるし、とにかく良い。
女性陣もなんか役割分担がちゃんとしてて、007にしては珍しく悲鳴を上げるだけの可憐な女性が出てくる一方で、メチャクチャいかついマッチョ女も出てくる。そしてちゃんとみんな登場するに足る理由がある。
思えば洋画のアクションにどハマりしたのはちょうどこれぐらいの年代(80年代)からなので、きっと当時心に刻まれた思い出と周波数が近かったんだろう。