鉄

ステキな金縛りの鉄のネタバレレビュー・内容・結末

ステキな金縛り(2010年製作の映画)
1.8

このレビューはネタバレを含みます

霊感ビンビンの深津絵里が裁判で幽霊を証言台に立たせようとする映画。

最初のバナナのくだりはギャグのつもりだろうけど、真面目に弁護するつもりがはなからないように見えて笑えず不愉快だったし、メニュー表の向きをいちいち直すくだりなどなど、「幽霊が裁判に出て証言をする」ということ以上にリアリティの無い人物達の行動の数々に戸惑うばかり。警察が他殺と判断した遺体を大して調べもせずに遺族が誤魔化す事なんて出来ないでしょう。

幽霊は現実に干渉できない、って設定が曖昧なのも気になる。ハーモニカ吹けたり飲み物ブクブクさせたり、そもそも人の上に乗っかって金縛りに出来るし…

くだらないところもあって笑えた所もあるにはあるけど、市村正親のイカレ陰陽師やペットボトルぶん投げハゲとの同居のくだりとか佐藤浩市のシーンとかラスト全部とか、無駄としか思えないシーンが多くて144分は流石に長すぎた。
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