EUフィルムデーズにて。
息子役のセバスティアン・ユングブラッドは初演技だったらしいけど、繊細な青年を見事に演じていた。スウェーデンで映画賞にもノミネートされたが、犯罪を犯して逮捕され授賞式には出席できなかったらしいというニュースを見かけた😱
父が刑務所行きになってしまい、その父の「仕事」を継ぐことになった息子の苦悩。
突然のことで心の準備できてないし、父の稼業は犯罪だし。
何事もなく息子として過ごしてきたキミーは父の代わりに家計を支えなければならない。
これはストレスがすごい。
家族のために働く青年のドラマはよくあるけれど、それが犯罪稼業で、しかも息子それを直近まで知らなかったっぽい?
まともに働けない、働きたくても稼ぎの良い仕事にはつけない、父の仕事のしがらみもあり。
まっとうに生きたくてもズブズブに嵌まっていく姿は見ている方もストレスたまる。
キミーが嫌々やってるのが伝わるから。
福祉が行き届いているイメージが強いスウェーデンの裏の姿、制度からこぼれ落ちた人たちのどうしようもない生き方。
キミーが自分の心に正直になったシーンは救いだったけども。
彼はこの先ももがきながら生きていくだろうね。