紫亭京太郎

パンケーキを毒見するの紫亭京太郎のレビュー・感想・評価

パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)
3.3
改元の際に「令和」を掲げたのはこの人やったなと思い出しながら、そういえば就任時に記者達と「パンケーキ懇談会」を開き、何かの折に自らを「ガースー」と呼んでいた等の浅はかで薄っぺらい行動を取っていたことも脳裏に甦ってきた果てに、全く「心」が感じられない会見や発言の数々を、改めて延々と見せられて辟易とさせられ、今後の日本の行く末が恐ろしくなって背筋が凍る思いが沸き立ってくる、異彩を放つ政治ドキュメンタリー。
この人物が「勝負師」と言われることも初めて知ったが、梶山清六を担いで総裁選に破れたことを手始めに、彼の政治家としての政治的な勝負が悉く“負け”ていることに戦慄する。決して国を任せてはいけない男を総理大臣に担いでいるという恐怖を、いまだこの政権を指示すると応える人々に思い知らせる方法はないのだろうか…
紫亭京太郎

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