【少し賢くなれた気がする】
映画館で鑑賞した。
本編が終わり、劇場をあとにする際、前を歩いていた老夫婦がポツリ、
「なんで年寄りが観に来ていて、若者で埋まらないのかな」
確かに映画館はガラガラだったし、若者は殆どいなかった。
若者の政治離れは深刻で投票率は軒並み低い。
この現状に対し、政府もあまり対応していない。
その理由は明確で、“投票率が低い方が与党にとっては安泰だから”である。
この考察は単純ではあるが、今まで思いもしなかった。
かくいう私も政治に関心の薄い若者の一人ではあるが、本作はかなり親切にわかりやすく作られていた。
おかげで少し賢くなった気がする。
その考えが賢くないかもしれないが。笑
退屈な印象の国会討論も解説つきで見せてくれるとこんなにも面白いなんて。
これからも解説つきならたくさん見てみたいと思った。
アニメの風刺はもっとわかりやすく、痛烈な批判内容であった。
冒頭は菅義偉の功績を称え、彼を持ち上げる作品かと思っていたら、すぐに掌は返されていた。
これが公開されている現実には、報道の規制に勝利した証拠とも言えよう。
ラストの学生団体の話は大変興味深いものであった。彼らこそが将来の日本を担っていく人材なのだろうと感じた。
菅総理の退任が近い今日この頃。
彼の政府(正負)の実績を振り返る記録的な映像は一見の価値がある。
