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ドラえもん のび太と雲の王国のピッコロのレビュー・感想・評価

4.5
汚れてしまった地球は洗い流せ

日本人なら誰もが通る道。
それがドラえもん映画デビューである。
雲の王国は、映画館で一番最初に観たドラえもん映画です。
しかし、つい最近驚愕の事実が明らかになりました。

自分は今まで映画館で一番最初に観た映画は「ゴジラVSモスラ」だと思ってました。
ちょっと気になったので公開日を調べたところ、VSモスラは92年12月、この雲の王国は92年3月。
あれれ、もしかして映画館デビューした映画は雲の王国だったの。

映画を観に行くと、必ずパンフレットを買ってもらってました。
今も家のどこかにあるパンフレット。それを見れば映画館デビューがなんなのかがわかるのですが探すのが面倒なのでやめときます。

ということで、最初に観た映画は雲の王国ということにします。

前置きが長くなりましたが映画の感想にいきます。
いやー、凄い映画ですね。
子供映画とは思えない。徹底的に人間が悪として描かれています。
一番、メッセージ性の強いドラ映画でした。

天国があるか、ないか。
あるわけないじゃんとドラえもんに納得させられてしまったのび太。
ないなら作ればいいじゃんと天国(雲の王国)を作っていきます。
しかし、雲の上にはアクション仮面じゃなかった天上人が住んでおり・・・。

ドラ映画は毎回前半でロマンあふれる夢のあるお話。
雲の上に、自分たちの王国を作る。
わー、自分も一緒に作りたい。参加させて。
で、後半、急に映画が変わります。

途中、ドラえもんが故障してしまい、のび太一人で頑張る姿に感動。
のび太君、やればできるじゃない。
感心。感心。
ドラえもんとの友情を凄く感じました。

ドラ映画では珍しい、原作、アニメキャラからのカメオ出演。
このあたりの話を知らないので、誰、君。状態。
まあ、知らなくても楽しめるので問題ナッシング。

今回のテーマは環境問題。
天上人に、地球が汚れてしまったのは人間のせいだと説教されます。
そして、汚れてしまった地球は跡形もなく大洪水で洗い流そうとします。

人間が生きてる以上、この地球は永遠に汚れたままかもしれないですね。
でも、少しずつでもいいので綺麗にして行こう。
本当に小さいことからでもいいので、やっていこう。
そうすれば、この地球もピッカピカに。
まずはゴミのポイ捨てを辞めよう。
これなら誰だってできるから。

そして青いタヌキ、いやドラ様ー。
かっけー。男だぜ。
ドラ映画史上、一番カッコイイドラえもん。
その生き様に涙です。今までありがとうー。

wowow
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