なりかけゾンビ

場所はいつも旅先だったのなりかけゾンビのレビュー・感想・評価

場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)
4.1
旅の視点、楽しみ方が自分とドンピシャすぎて居心地がいい旅映画


内容
サンフランシスコ、スリランカのシギリヤ、マルセイユ、台北と台南、メルボルン。色々な町の人の生活を深夜から早朝の時間を中心に覗き見る。


映画について話す前に…長めの自分語りw

僕は大学への入学が決まった次の月にはバイトをはじめていた。お金を貯めて海外旅行に行きたかったから。そのバイトはファミレスのキッチンのバイトで仕事終わりはいつも深夜2時。家に着くまでの帰路、人気の無くなった町が幻想的で背徳的で大好きになった。
お金が溜まって海外旅行に行った時も、綿密な旅行計画を立てられるような人間じゃなかったから、決めたのは行きと帰りの飛行機と1泊目の宿だけ。向こうでは全てが新鮮だっけど、特に好きだったのはやっぱり幻想的な夜中と早朝の境目だった。買ったばかりの一眼レフだけ持ち歩いて色んなものを見て、嗅いで、食べて、話して、楽しかった〜


旅番組や旅映画は数え切れないほどあるけど、気ままで、生活に焦点をあて、深夜から早朝を描いてくれた自分にドンピシャの作品に出会えたのは今日が初めて‼️


居心地のいいこの映画を眺めながら、頭の中が軽くなっていく感覚がたまらない
旅映画で感動したのは初めてかも
なりかけゾンビ

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