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ONODA 一万夜を越えてのume0214のレビュー・感想・評価

ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)
3.5
小野田少尉のルソン島での出来事を描いた作品

1944年航空兵志願だった小野田は高所恐怖症だったため陸軍中野学校に入りスパイ訓練を受け卒業し少尉となる。
フィリピン・ルバング島に派遣されるも現地の士官たちから経験不足を理由に命令を無視される。
ジャングルに逃げ込んだ小野田たちの部隊はやがて4名のみとなった。
ジャングルを出て警察と銃撃戦になるがフィリピン人たちは「War over」と叫んでいた...。

小野田少尉に関しては過去に幾度と映像化されてるだろうけど未視聴。
3時間という長さと冒頭からのボソボソ喋りに後悔したけど結局最後まで飽きることなく見続けられた。
小野田少尉といえば
敗戦を知っても任務を遂行する忠実な日本兵か、
それとも
敗戦を知り逮捕を恐れ民間人を襲い殺人と窃盗を繰り返し逃走を続ける犯罪者か、
この辺をどう描くか期待はしていたが特に小野田自身の任務の苦しみや罪悪感、葛藤の様子は描かれてはいなかった。
苦しいジャングル生活の様子や日本の敗戦を疑う様子、インドシナ戦争などが日本の反旗の始まりと勘違いする様子は描写されている。

谷口少佐役のイッセー尾形◎
俳句を横読み(縦読み)しろ!暗号だ!!
ボソボソ台詞が3時間続くのでヘッドフォン推奨
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