かさぶた。
島の復興のために一役買っていたイチジク農家(藤原竜也)が、うっかり不審者(実は凶悪な殺人犯)を殺してしまい、幼馴染(松山ケンイチ＆神木隆之介)とともに島の尊厳を守るべく隠蔽工作する話。
一番の見どころである《本当の"ノイズ"は誰なのか…？》みたいな点は意外にも「あ、やっぱりそうか」ぐらい単純なオチですぐ分かっちゃったんだけど、素人がどうにか隠蔽しようと頑張ってるのを傍から見守ってる感覚はなかなかスリリングで『アメリカン・アニマルズ』的な面白さがあった。
柄本明と余貴美子のとあるシーンがめっちゃ好き。あのシーンには何ともいえない"狂気"があったし、あそこから物語が思いもよらぬ方向に展開しだすから「日本映画もまだ捨てたもんじゃないな」って思わせてくれた。やはり正気じゃない人間が一番怖い。
あと黒木華がかわいかった
