ノラネコの呑んで観るシネマ

フィアー・ストリート Part 3: 1666のノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

4.4
Netflix。
いやー素晴らしい。
三部作が作品毎に加速度的に面白くなってゆく。
一作目は8、90年代オマージュの変わり種スラッシャーホラー、二作目は過去を遡り街にかけられた魔女の呪いを探るミステリ。
最終作は、300年前の魔女の正体と事件の真相。
そして再び94年の現在を舞台とした解決編。
小さな世界から始まって、どんどんスケールアップしてゆくストリートテリングのカタルシス。
ミステリ色とドラマ性が高まってゆくと、スラッシャーの血の量は逆に少なくなってゆくのは致し方あるまい。
これも元々劇場公開の予定が、コロナでNetflixスルーとなった作品だが、なるべく短いスパンで観てこそ塊として魅力が広がってくる作品なので、結果的に配信となったことで、公開間隔が短くなったのは良かった。
これも配信時代の新しい感覚だな。
まあ最良は、劇場で三本纏めて観られることだけど。