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死霊のはらわた ライジングのpoteoのレビュー・感想・評価

3.7
2024-011
まずまず…だが評価が難しい。

禁断の書を開いた事でアパートの中で死霊が大暴れするゴアスプラッタームービー。

単作のB級ゴアスプラッターとしては白眉で間違いなく傑作!
ただしサムライミ自身の正統派続編としてみた場合は全体的に弱い。

時代も移り基礎映像技術の向上、巨匠自身のヒット作の続編と言う事で予算もあり映像は進化してた。

が、「怖さ」の表現は進化してたが元祖の持つ「気持ち悪さ」「不気味さ」は遠く及ばず悪い意味で安心して観れてしまった。

40年前、それまで鬼の形相で唸りをあげて襲ってくる怖さがホラーの定番だったのを、白目のままニコニコ顔でケタケタ笑いながら超常能力で前触れも無く理不尽さを一方的に押し付けてくる生理的拒絶感こそが魅力だったが無くなり残念。
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