叡福寺清子

すべてうまくいきますようにの叡福寺清子のレビュー・感想・評価

3.3
尊厳死という重いテーマを,フランス映画で紐解く.個人的には相当に身構えての視聴でございました.こんばんわ.三遊亭呼延灼です.理由はフランス人に対して相当な偏見を持っているからに他なりません.

ですが,作品の基調はコメディとまではいきませんが,明るく死に纏わり付く暗さというのはありませんでした.それは御本人が確固たる信念で,尊厳死というゴールを定めてらっしゃるためでしょうか.
確認できたのは尊厳死に至るまでの手続きの煩雑さ.そりゃね,合法的に自殺を幇助するようなものですから,殺人罪に問われないように書類をちゃんと用意しなきゃいけませんわな.
で気付いたのは,死そのものは万人に平等かもしれませんが,死に至るまでの道程は富の格差で違うのな,というしょっぱい現実でございます.例えば本作のように脳卒中で倒れた人物が,一人でその手続を完了させるのはなかなかに困難だし,スイスの協会が提示した金額も高額でございましょう.何も尊厳死に限ったことではございません.一流病院の個室病室で人生を振り返りながら死を待つ金持ちもいれば,治療費が支払えないから・・・いやそもそも孤独故に四畳半のアパートで,誰に看取られることもなく死にゆく老人もいる現実.作中でアンドレが貧乏人の死に対して「みじめだな」と蔑む発言を耳にした時に,その事実を思い知らされた訳でございます.はぁぁ,ヤダヤダ.

それはともかく,スクリーン上では妹のパスカルさんの登場に,ときめきメモリアルした落語家とは私の事です.だってショートカットで賢そうなメガネっ娘じゃん.ときめかないわけがないじゃないですか.私にも,そんな奥さんがいたらなぁ.もっと仕事頑張れるの・・・あ,いや違うんですよ,かれんさん.かれんさんにはかれんさんの良さがございまして,パスカルさんには・・・いや,だめですって.それ買ったばかりのホットサンドメーカー・・・いやそれで殴られたらいくらなんで魚の合うyb098うqんw0@9つえq8が0@―9@!!!!!!!