なんとなく評判良さそう、ってだけで観てみたのですけど、地味なボディブロー食らう感じでした
というのも、
最初はノルウェーの街の景色が綺麗、ということの他は、主人公ユリアの自由奔放さに分からんでもないけど共感も出来ないなぁと観進めるうちに、どちらかといえば、恋人アクセルの方にグッと持ってかれてしまって、あゝ、ユリアに共感できないんじゃなくて、なんとなくわかるから目を逸らしたかったんだって気付いたから
めちゃくちゃ刺さったので、ちょっとネタバレしかけるんですが、記しておきたかったのが、
後半のあるシーンで、アクセルが、未来がないとわかったら、過去が大切に思えてきたんだ、それは郷愁みたいなものじゃない、死への恐怖だと思う、というようなことを話すんですが、もうその言葉が刺さってしまって。
人は失敗とか嫌なこととか忘れたいって思うけど、未来が断たれるとわかった時に、そういうのも全部大切って思えるんだと思ったら、そこまでいかないと悟りの境地じゃないけど、穏やかに受け入れることできないのかしらって思って、重い気持ちになってしまった
(ストーリー的には前向きに終わっているんですけども)