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わたしは最悪。のFrengersのネタバレレビュー・内容・結末

わたしは最悪。(2021年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ピン送りで映されるものは全て主人公の可能性。子供に戻れば大人にもなれ、彼女にもなれれば、母親にもなれる。しかし、家庭を持つことの手前までいった彼の「死」は同時に行きどまりを示している。最初にクレジットで赤、青、黄、黒、白は反復される。一つの幻覚としてのマジックマッシュルームのシークエンスも一つの可能性。ただ、男性との対話における顔の切り返しに少し退屈してしまったのも事実。。。
最後のユリアの顛末はどうだろう。人によっては孤絶と捉えるかもしれないが、自分は社会が提供するいろいろなタグよりも実際の人間の方が素晴らしいという一つの賛歌に見えたりした。
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