“じゃあ愛してるはどう言うんだ?”
“ハイスタ・ヴィットゥ(く た ば れ)”
カンヌ映画祭でグランプリを取って話題となった今作。確かに味のあるロードムービーで面白かった!なかなか好みでした。
寝台列車の客室(コンパートメント)No6で
相部屋となったラウラとリョーハの物語
やべぇ奴と同乗しちゃったぜ…という絶望感から始まり、大嫌いになりでもなぜか目を離せなくて、ふとした瞬間に可愛くみえちゃうような
邦画だったら王道ストーリーなんだけどそこはロシア。
寝台列車もきったないし水出ないし
ちょっと一服したいだけなのに外は極寒
でも相部屋のコイツは半袖だしもう勘弁してくれよぉ!😭
って背景の中で進んでいく恋物語がなぜか必然的に見えて面白い。
猛吹雪の中で雪合戦してるシーン、好きだなぁ。さすがはフィンランド人とロシア人
あとあと、ダイナーで私の似顔絵を書いてって言うシーンも凄く好きだった!
絵心皆無なリョーハが言われるままに書いて落武者みたいになってグシャグシャに丸めて店を出るの。
あはは下手くそーって戯れ合うのかと思えば、そこから2人の距離がぐんっと離れるなんて想定外で、その期待を裏切る展開が私には新鮮に感じて、響きました。
終わり方まで100点だった。良き!