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コンパートメントNo.6のwatageのレビュー・感想・評価

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)
4.3
寝台列車の旅で、同室になったふたりが織りなす、むくれ面ばかりのデコボコな人間ドラマ。
孤独感を抱えるフィンランド人女性のラウラは、ロシア北端の町に、ペトログリフを見に行く。列車で同室になったのは、粗野でデリカシーがまるでないロシア人男性のリョーハ。

彼女には、第一印象は最悪。基本的にはいがみあいながらも、リョーハのあけすけに親切な所もある人柄に、徐々に心を開いていくラウラ。

でも仲良くなったのに、急に仲違いしたり
まあ、やきもきさせられます。どっちだよ!

淡々とした展開なのですが、終始すぐ近くで撮影してるかのような密着感のあるカメラワークで、つぶさに人物の表情を切り取っていくので、何気にエモさがあります。

冬のロシアはほんとに寒そう…🥶
着用してるニットが暖かそうだし、お洒落で良かったですね。

終盤の男気には惚れますやろ
でもやっぱり後腐れなし、さっぱりさ。
どっちやねん!

ラウラの表情が解けていく様子がとても良かったし、読後感がすがすがしいです。
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