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フラッグ・デイ 父を想う日のregencyのレビュー・感想・評価

3.0
詳細レビュー↓
https://cinemarche.net/drama/flag-day-matsu/

ショーン・ペンは社会に適応できない疎外者や、平凡な生き方に疑問を持つ者に強い思い入れを抱く。監督デビュー作『インディアン・ランナー』ではPTSDを患いトラブルを起こすベトナム帰還兵、『イントゥ・ザ・ワイルド』では恵まれた環境を捨てて一人旅に出る青年を主人公に据えた。
本作の父親ジョンも、思い通りに行かず、何度も犯罪に手を染めてしまう人物。だからこそショーン自身が演じることで光明を差し、寄り添う。そんな父に愛憎を抱く娘も、中盤では自分の在り方を探しに、『イントゥ・ザ・ワイルド』の青年のように一人旅に出る。
実話をベースにしながらも自分の作家性を盛り込む。批評的にはあまり芳しくないが、ショーン・ペンのフィルモグラフィーを辿れば納得できる一本。
それにしても娘役のディラン・ペンが母親ロビン・ライトにそっくりすぎ。次いでに言えば、弟役のホッパー・ジャック・ペンは父ショーンにクリソツすぎ。
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