HiromiA

弟は僕のヒーローのHiromiAのレビュー・感想・評価

弟は僕のヒーロー(2019年製作の映画)
3.4
女の子の前でカッコつけようとしたときダウン症の弟を恥ずかしく思ってしまう。というか無いことにしてしまう。でも家庭では決して弟を疎ましく思っているわけではない。その違いがどうして起きるのかいまいちわからんかった。親友に初めての会話で弟はダウンだというのかって言ってたけど、その方がかえって興味を引けるんじゃないのかなんて思ってしまった。思春期の頃カッコつけようと思う気持ちは痛いほどにわかる。でも異性の気持ちというのは全然理解できない。カッコつけてることがダサいこと、ダサいと思っていたことが実は魅力的だったなんてことは山ほどあるし、その場だけのことでは一時こちらを見てもらえるけど長続きしない。そういったことは残念ながら思春期にはわからないものなのでしょう。ジャックの場合大事になるほどだったけど噓から起こった小さな事件はみな経験してんじゃないかなあ。そしてダウンはどの国どの人種でも同じ顔貌になるんだなあ。不思議だ。結局イタリアの家族の絆って感じの作品でした。
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