かもめ食堂のsoloのネタバレレビュー・内容・結末

おそらく"異国でおしゃれ飲食店やる系"映画の先駆であるこちらをついに視聴。
だいたいこの手の映画にありがちなドラマ展開がなく淡々とだけど展開が斜め上にとんでってる感じがよかった。フィンランド感がなさそうで
そして女優陣が良すぎた。
いつ「パスコの超熟が出てくるんじゃないか」というほどパン出てきそうな序盤（つまり小林聡美）。片桐はいりが繰り出してくるガチで知らなかった系フィンランド知識。そして、もたいまさこ…すごいなこの人なんでも出来るんやな。他の映画でチラッと見たとき全然違う印象だったんよ。今回の吹いたら飛びそうなのに芯の強い女性像が…ホントよかったな。
他のふたりもだけどフィンランドに行き着いた経緯、過去にリアルな苦労や悲しみが垣間見えて、ホントはちょっと切ない。ただそれがセリフの一節として出てもちょっと香るだけで映画の進行には作用しない。
でも確かに役の深みには繋がってる。
それが良かった。

あとは安定で飯がうまそう。やや殺風景なカフェの内装が暖かに見えてくる後半の不思議。
こりゃ、カフェ映画流行るし、かもめ食堂の映画有名になるわ。