Maco

キラー・ジーンズのMacoのレビュー・感想・評価

キラー・ジーンズ(2020年製作の映画)
3.5
原題"Slaxx"
わかりにくい。
キラートマト以降の伝統を受け継いだ邦題の方が、シンプルで潔くて好き。
粗忽なバニーズ(NewJeansファン)を取り込める可能性もあるし。


ストーリーは、邦題の通りジーンズがキルしていくサスペンスホラー。言われてるほどコメディ要素はない。
舞台となるのは、とある事情で秘匿され閉鎖された店内。その舞台設定自体が、悲劇の元凶、つまり閉鎖的なイデオロギーに支配された欺瞞の集団を表しているようで、ちゃんとしている。
SDGsでエシカルな意識高い系アパレルブランドが実は・・・というのは、よくある設定だけれども現実にあること。
見えない搾取によって我々の生活が潤っている。見えないだけなのか、見ないようにしているのか。『関心領域』を思い出す。

そんな具合にまぁまぁちゃんとしてるんだけど、基本的には深いこと考えずにサクッと楽しむ系。
エンドクレジットにメイキングやNGカットが盛り込まれてるのもポイント高い!
絶妙につまんないのがたまんないよね!
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