このレビューはネタバレを含みます
単純手作業のBGVとして、これの吹替版をながら視聴。
のつもりが、思っていたよりテンポよくハラハラする展開が続くので、手を止めて見入ってしまいました。
主人公マイク・マッキャン（リーアム・ニーソン）の家族は、イラク戦争でPTSDと失語症を患った弟ガーティ（マーカス・トーマス）ただひとり。
仲間のトラックドライバー、タントゥ（アンバー・ミッドサンダー）も坑道に閉じ込められてしまった兄だけ。
雇い主で3人目のドライバーとなるジム・ゴールデンロッド（ローレンス・フィッシュバーン）は出発して間もなく…。
そのため夫婦・親子のどうしたこうしたはまったく描かれず、途中でダレることがありません。
高額な報酬という、この仕事を引き受ける理由もすっきりしていて、オープニング込みで25分後には3台のトラックが出発し、時系列に沿って話が進みます。
わかりやすい！
運送を妨害するヴァルナイ（ベンジャミン・ウォーカー）が、ターミネーター2に出てくるT-1000なみのしぶとさで、ちょっと笑えるあたりもさじ加減がよろしいかと。
トラックごと氷水の中へ沈んだあと、生還するとさらによかったかもｗ
ただ、弟ガーティが亡くなる場面は、いらないんじゃないかという気がしましたけれども。エンディングで、新車のケンワース（トラック）を駆って兄弟仲良く運送業に就いてほしかったです。
ともあれ休日のひととき、重すぎずそれでいてハラハラするアクション系映画を観たいときなどに相応しい作品だと思います。
