4K映像綺麗だなー!
ストーリも展開も面白いのに…
ナレーションを原作者コクトーが、そして冒頭の少年たちに混じってやたら老けた顔で違和感を醸すポール(どうやらこの俳優さんはコクトーの愛人らしい)とか、Diorのドレスを見せるためだけのような演出とか、唐突な場面切り替えとか、どのセリフも単調でテンション高めだったりとか…色々邪魔して、空恐ろしさを感じる隙がない…
コクトーのナレーション部分は詩的で見えない部分を映像のように補ってくれてはいたけど…もうちょっと少なめでお願いしたい。
あと主人公エリザベットが一貫してサイコパスなのは面白かったし、終盤の夢の映像から最後にかけての展開は圧巻だった。
ポールの運命を悟ったような表情が特にゾクっとさせてくれたな。
古い作品なので、当時はかなりショッキングな内容だったんだろうとは感じた。映画を見る限り、恐るべき子供はエリザベットだけかなーと。そんでもってポールは馬鹿すぎる…😅
ただ、「出発」が意味深で…これの有り様によっては、もっとけしからん内容なのかもしれない…子供部屋の危険な戯れを描くのはやはり時代的にちょっと難しいのかも…
いやーしかし…このいかにもフランス的な「好きな人ほど傷つける」とか、「なんだか分からないけどいつもけたたましくわめき散らす」と言うやりとりとかがほんと苦手です💦