天羽忍

土竜の唄 FINALの天羽忍のレビュー・感想・評価

土竜の唄 FINAL(2021年製作の映画)
3.8
「土竜の唄 FINAL」

「馬鹿でも年収一億円!」「明日からあなたも年収一億円!」「三分後には年収一億円」「年収一億円で勝ち組の切符を!」
この類いの自己啓発本は唸る程ある

でもごく稀にこの手の本読んで気持ちが高揚してテンション上がったり、人生の分岐点になったりする人もいる

「土竜唄FINAL」はこの手の自己啓発本と同じ感覚に浸れる映画!
いやそれ以上に感慨深くなる!
自分も本作品を観て「本当にくだらないし、バカバカしいけど何か良かったな!」と感じて、テンションが上がり心地よい気持ちになった!

役者陣も、安定の生田斗真の演技に「孤狼の血LEVEL2」に引き続きサイコパス任侠役の鈴木亮平、鈴木亮平のサイコパス任侠役は板についてきたいるし素晴らしい!

そして、ターミネーター化した堤真一
麻薬を憎む仁義の任侠だが・・・・・・現実的には「任侠団体サークル」のシノギは麻薬、ホストクラブ、キャバクラ、風俗経営、みかじめ料搾取
麻薬のシノギが「任侠団体サークル」のシノギの核になるし、麻薬のシノギが消滅すれば、堤真一が所属する任侠団体サークル(メンバー6000人)を養っていくのは無理・・

でもそこは映画「少しでも社会の役に立ち、社会に認められる任侠像」を堤真一は掲げてやりたい放題やっている
ある意味ここまで振り切れば気分爽快!

何も考えずに頭からっぽにして観れる映画です!
ぜひ劇場で観てください!
映画観た後は「バッチコーイ!!」と叫びたくなります!
天羽忍

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