このレビューはネタバレを含みます
「るろうに剣心 最終章The Beginning」
「いつ死んでもいいと思っていたけど、あなたに出会ってからもっと生きていたい」
愛を知らない剣心が巴を愛し、剣心の心の闇に光が差し込み「生きる希望を見いだす」壮大な愛の物語
主人公緋村剣心の巴に対する愛
剣心に感情移入しすぎて大号泣した
本当に心打たれる作品。
本作品は「追憶編」がベース
OVA版では映像時代劇評論家から、今まで公開された時代劇(実写、アニメ問わず)の中でBest10に入る作品と評価されている
「るろうに剣心The Beginning」はOVA版に匹敵する作品！
それほど、クオリティーが高い
今まで公開されている「るろうに剣心」とは主人公のキャラが違う
剣心お馴染みの「おろ」「ござる」
剣心の一人称は「拙者」
表情も穏やかで天然が入っている人物
本作品は真逆、常に険しい表情で感情がない
「おろ」「ござる」も言わない
呼び名も「抜刀斎」か「緋村」 「剣心」とは言われない
剣心の一人称は「俺」
巴に呼びかける時は「君」(るろうに剣心本編では〇〇殿と呼ぶ)
映像の色が暗い。そして夜のシーンが多い。
剣心の(人斬り抜刀歳)重い心の闇「幕府に絶望している。幕府を粛正してやる」を映しだしている。
圧倒的で精神の高いアクションを華麗に超なし、心に闇を抱えている剣心の葛藤を表現している佐藤健の演技は素晴らしい。本当に芸達者だと思う
巴役の有村架純は(巴は新世紀エヴァンゲリオンの綾波レイをモデルにしている)
巴の感情の起伏がない話し方 無機質な表情、剣心に対しての愛、憎しみの葛藤を表現して見事に演じ切っている。「ビリギャル」の頃とは別人！さすがの一言！
「るろうに剣心」の時代背景は大政奉還、幕府崩壊して天皇＝権威 将軍＝権力が天皇＝権威、権力になる。歴代的革命が起きた時代。原作者は編集者に幕末から明治時代を少年漫画で描くのは難しいと言われたが、漫画は伝説になり、アニメも大ヒットして、映画は漫画化の実写化の成功例と評価される様になる
「るろうに剣心The Beginning」と今までの「るろうに剣心シリーズ」に通じるが、見事に究極のエンターテイメントと映画して仕上がっている
本当に漫画化の実写化の成功例！
映画館で観るべき映画です！是非劇場で観てください！
