ネタバレなし|No spoiler
新年1本目の映画
脚色された部分を加味して-0.4としているけど、この脚色がなかったら観ていられないくらいリアリティを感じていただろう。
自分はインターネットのある時代、衛生回線で少なくとも連絡は取れたのでここまで絶望的ではなかったけども、内戦や軍事クーデタが始まったら即時判断しないとこうなる。
夜明けのアザーン、停電時や通信遮断時の行動、いろいろ思い出してしまって少ししんどかったけど、現実はもっと厳しい。
内戦以降のモガディシュは外交団や人道機関職員がのん気に形だけの警備をつけて街に出ることなんてないけど、当時こんな規模の戦闘になるまでは当たり前の日常だったはず。
観終わった後に韓国の英字紙をあさってみたら、実際に韓国大使館に移動することを打診したのは韓国側だと書かれていた。当時の韓国大使はインタビューの中で、この作品に対するフラストレーションを露わにしていたけど、ドキュメンタリーではないので全てを忠実に再現しなければならない理由もないよなあと思った。