えりり

戦場のピアニストのえりりのネタバレレビュー・内容・結末

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

音楽のもつ不思議な力と強さ。
ドイツ将校に命じられて一心にピアノを弾くシュペルマン。なにもかも一飢えも絶望も、数分後の自らの命さえも一忘れたように。
からだからあふれ出した音楽に守られて、人間の命がひとひらの木の葉よりも軽く踏みにじられた時代を生き延びることができた彼と、その音楽にふれることによって、ひとりの人として(弾圧者ではなく)向き合うことができたドイツ将校。戦後、それぞれの末路が対照的だったのが、少しせつない。

ゲットーの中と外、その色彩の違いが印象的。
えりり

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