よっしい

戦場のピアニストのよっしいのレビュー・感想・評価

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)
3.7
ポーランドのピアニストであるシュピルマンが、ホロコーストをいかに生き延びたのか。
1人のユダヤ人に焦点を当てた映画です。

ノンフィクションというがこの作品の売りでした。しかし、
ノンフィクションであるということの
大切さはわかりつつ、フィクションが極力入り込まないストーリーに、少し盛り上がりにかけるところがありました。

例えるなら健康食ブームのオートミールです。

身体に良くて、このまま食べるのが正しいのだけれど、ちょっと物足りない。食パンや、卵ごはんが欲しくなってしまう気分に似ています。
伊集院光が過去に、「嘘だと言われない範囲で、いかに誇張するかが、話し手の技」とラジオで言っていましたが、その技があればこの映画もさらに魅力的になったかもしれません。

ただし、最後のエピソードは本当にグッとくるので、それだけで一見の価値ありです。
よっしい

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