このレビューはネタバレを含みます
エゴンシーレの絵を見た時のような後味。年齢制限しなくてよいの?鑑賞した時、1人小学校低学年くらいの女の子が紛れてたぞ。エンドロール見終わる前に、半分くらいの人が立ち上がった。手放しに絶賛し難い映画。
文の母親が木を引っこ抜く意味深な描写から、割礼されたんか?と思いながら観てたらまさかの病気。(クラインフェルターもしくはカルマン症候群?)松坂桃李はその為の激痩せだったと。有無を言わせないすごい説得力。ボディダブルは使わないのか…とも思ったけども。
状況は違えど、同じような生きにくさはどこにでもあって。更紗が言うように”みんな物事を見たいようにみてる”
“見たいようにみる”という自由はもちろんあっていいんだけど、決めつけて反対側からみたもう半分への想像力が乏しい人がとても多い。真実は人の数だけ…そんなことを映画を観ながら思った。
[追記]
気になって色々調べてみたら
Calico=更紗,三毛猫, まだらの意
ちょっと原作ちゃんと読まないとこの作品が描きたかった意図は汲み取りにくいかな。